「ザ・ウイスキー・エージェンシー ロングポンド ジャマイカラム 2000年」をテイスティングしてみた。

テイスティングシリーズ第4弾!

忘れていた過去記事のストックもこれで最後です。

これを機にいろいろと記事を書いていきたい、、という気持ちはありますが、しばらく感覚が空くかと思います!笑

この記事を含めた直近の4記事は過去記事の転載ですが、やっぱなんか書くのって面白い!

間隔は空くとは思いますが、1年放置するなんてことは今後ないと思います。

多分、、、絶対!笑

ではストック記事の最後をどうぞ!

 

ザ・ウイスキー・エージェンシー ロングポンド ジャマイカラム 2000年

 

ご本人は覚えておられないだろうが、ラム・コンシェルジュ取得の時に大変お世話になった銀座の名店「Bar Lamp」の中山さんと、昔働いていた店の真下にあった酒屋「信濃屋」によるコラボボトリングの1本。

 

ジャマイカの「ロングポンド蒸留所」は顧客のオーダーのみで稼働するレアな蒸留所とのことだ。

「ザ・ウイスキー・エージェンシー」は新進気鋭のドイツのボトラー。ラベルデザインにはプロのグラフィックデザイナーを起用しているそうで、斬新で芸術的なラベルが特徴的なボトラーだ。ラベルをみただけで欲しくなってしまうコレクター心をくすぐる憎いボトラーでもある。(とても高いのよ。)

その「ザ・ウイスキー・エージェンシー」が持っていたロングポンドの原酒を中山さんと信濃屋がセレクトしてボトリングしたというスペシャルかつレアな1本。

2000年蒸留、2015年のボトリング。

熟成は14年。

ラベルはジャマイカ在住の日本人アーティストによるもの。ラベルも中山さんの選定によるそうだ。

「ザ・ウイスキー・エージェンシー」にも負けず劣らずのカッコいいラベルで、中身への期待が高まる。

 

実は発売の情報が流れた時は、購入を少し悩んでいた。

ロングポンドのラムは飲んだことがないので決めかねていたのだ。

決して安い買いものではないしね。

しかしもう2度と見ることができないかもしれない。。

よし!

と、決意したときにはすでに完売。。。

 

すっかりとあきらめていたが、中山さん本人から在庫の情報を頂き、大阪の酒屋さんにて発見。

無事にゲットすることができた。

 

中山さんからも自信ある1本だとお聞きしたので、とても楽しみにしていた。

 

酒屋のテイスティング・ノートによると

・香り

バニラアイスクリーム、レーズンバター、バナナチップ、スモーキーアップルパイ、糖蜜、タバコにマッチ箱

・味わい

口に含むと、ブラウンシュガーをかけたシリアル、アヒ(唐辛子)チョコレート、ドライオレンジやアプリコット、ミディアムボディでタール、ややスモーキー

・フィニッシュ

フィニッシュはドライでホット、時折スパイスが顔を出し長く続く。

・コメント

前作のグアドループをアイラに例えると今回のジャマイカはアイランズモルト。心地良い甘みとスモーク、スパイスの絶妙なダンスをお楽しみ下さい。

とのこと。

なんっとも旨そうで上手いコメントだ。

 

 

話が逸れるが、新しい酒を仕入れたときは自分でテイスティングをしてそれを書留め、その後調べるということをする。

調べるときは酒の名前を入力して検索するのだが、輸入元や酒屋のホームページ、そして結構な確率でバーテンダーのブログにもヒットする。

そのブログの中には、上記のような酒屋のテイスティング・ノートをそのまま引用し、さも自分が書いたように見せている方もいるようだ。

 

それはなんか違う気がするんだよなあ。。

味覚は人それぞれなんだから、自分の思ったことを書いたほうがいいんじゃないだろうか。

自分の感覚を磨くことにもなるだろうし。

それに、お客さんに見られたら恥ずかしいと思うんだよな。

丸写しじゃんって。

わざわざそんなこと言ってくる人もいないだろうけど、レアな酒を飲んだ時なんかは検索したりもすると思うんだよな。

バレたら恥ずかしいと思うのは、俺の自意識が過剰なだけか。。。

まあ、そんなことはいいとして、いざ実飲。

 

テイスティングノート

 

香りは

バニラアイスクリーム、レーズンバター、バナナチップ、スモーキーアップルパイ、糖蜜、タバコにマッチ箱

 

なるほど、たしかにその通りだわ。めっちゃしっくりくる。笑

もうこれ以上書くことはない気もするが、せっかくなので自分の感想を述べてみよう。

 

・香り

注ぎたてはアルコールが立つ。

モラセス、ドライな印象。

レーズンやマンゴーなどの凝縮されたドライフルーツ。

熟したパイナップル、ジューシーだが、アップルパイのような香ばしくフルーティーなフレーバー。

深く香ると、奥には塩っぽさ。

 

・味

口に含むとモラセス、オイリーだがくどくはなく、バランスが良い。

ドライでビターなチョコレート、スモーキー。

最初の印象にはオレンジなどの柑橘を感じたが、ビターさが際立つ。

甘い⇒辛いへ。

イギリス系ラムらしさ。

 

これは素晴らしくウマい。

アルコールは51.4%と高いが、これくらいのアルコールだと最初の印象はどうしても固い。

このラムも固さは感じたが、最初からしっかりと旨みを感じることが出来た。

そして時間とともにさらに極上の1杯へと変化していく。

ここ最近飲んだラムのなかで最高の1本だ。

1杯1700円也。

なんだか

途中生意気なこといってましたね笑

5年前にこっそりと書いていた過去記事ですから、若気の至りということで。。

その過去記事もこれでストック切れ!

転載しただけですが、楽しかったーー!

つぎはいまの僕の感性でなにかをテイスティングしてみます。

いまのところはまだやる気あるぞ。。

目標は、、7月中には!笑

それでは次回もお付き合いください!!

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